投与後3時間で最大血中濃度になる。
上記の様にジェネリックは無い。ナトリックスの名称で販売されている。名称の由来は無し(インタビューフォームより)らしいが、ナトリウム再吸収抑制と関連しているかもしれない。1mg11円。当院でも処方している患者さんが数人いる。
1,2mgの2種類があり1日2mgまで投与、と記載があり1日の最大投与量の記載は無い。
(trichlormethiazide)
先発はフルイトラン。我が国では最も多く使用されているサイアザイド系利尿薬。1,2mgの2種類があり成人の1日最大投与量は8mg
利尿剤は高血圧治療ガイドラインでも第1選択薬として推奨されているが、カルシウム拮抗薬やARB併用でも降圧が得られないケースで併用することが私は多い。サイアザイド系の利尿薬を使用するのが一般的。遠位尿細管でのNa再吸収を抑制して循環血液量を低下、末梢血管抵抗の低下作用などにより降圧する。
(Indapamide)
先発はナトリックス。2時間程度で最大血中濃度となる。海外の臨床試験では多用される薬品で脂質への影響が少ないとの事。
ジェネリックの発売は無い。
フルイトランがサイアザイド系利尿薬だが、これはサイアザイド類似(非サイアザイド系)利尿薬となっている。
1mgは3社、2mgは10社が発売している。先発のフルイトランでも1mg9.6円と安い。何故か2mgも同じ9.6円である。ジェネリックも同様に1mgと2mgの薬価は同じで6.1円である。2mg6円で発売している会社もある。サイアザイド系利尿剤は安価であるが最近は他のCa拮抗薬やARBなども安くなっているので差が小さくなっている。例えばニフェジピンCRのジェネリックは10mg(使用量としては最小限の量だが)8円程度。アムロジピンの2.5mg(これも最低投与量程度だが)のジェネリックは14円程度である。
ちなみに先発のフルイトランの名称はFluid(体液)をTransport(運ぶ→利尿剤)から来ている(インタビューフォームより)。