上図は当院掲示板に記載した文書である。アレルギーのメカニズムを簡単に解説している。下記にもう少し詳しく解説した図を載せてみる。
16社ほどがジェネリックを販売している。先発のアレジオンが20mg1錠120.3円と高いが後発は一番安い薬が約1/4の29.4円。高い後発は69.5円とジェネリック販売薬としては値段に差が見られる。ちなみにこの薬はOTC(Over The Counter)として一般の薬局でも購入できる。私も医療費削減を考え病院での処方では無く一般の薬屋さんで購入する。ただし、かなり高くなる。12錠で2000円以上するので1錠180円程度かかる。初診(再診)料や調剤料を病院で加算しても、病院で投薬を受けた方が安くなる。ちなみにアレジオンの名称は病変(leision)を無くす(a)から来ている(インタビューフォームより)。無くすのaはabolishのaだろう。英語読みならaleisionはアリージョンということだろうが、ローマ字読みでアレジオンとなるのだろう。
私自身がスギ花粉症で、本日平成30年3月7日も目が痒くて喉がイガイガ、鼻汁も少し出る。数年前からアレジオンを服用するようになって少し症状は軽減してきている。その他エビ、カニなどの甲殻アレルギーでもある。以前は甲殻アレルギーは無かったが、釣りに使うオキアミを使用してからアレルギーが出るようになり、美味しいエビやカニを食べることが出来ない。この頁ではまず、抗アレルギー薬としてよく使用されるアレジオンやアレグラなどを解説し、その後アレルギーのメカニズムなどについて説明する。
30mg,60mgの2種類がある。60mgにはOD(口腔内崩壊I錠がある。
成人には60mgを1日2回投与となっている。成人の1日最大投与量は記載が無いが120mgと判断する。アレグラの名称由来は特に無し(インタビューフォームより)となっている。アレルギーのアレが入っていると思うが、こんなことでも少し記載すると良いと思うが素っ気ない。最大血中濃度到達時間はエピナスチン(アレジオン)と同程度の約2時間だが血中濃度半減期がややエピナスチンより短く、良く使用する60mgで約9.6時間である。また、上図を見ても分かるように12時間後の血中濃度はかなり低い。したがってフェキソフェナジン(アレグラ)は1日2回投与である。
(Fexofenadine Hydrochloride)
最高血中濃度到達時間は約2時間。半減期は9.2~11.4時間と長い。このため1日1回投与となっている。上図を見ても分かるように12時間後も血中濃度がかなり維持されている。
先発はアレジオン
(Epinastine Hydrochloride)
10,20mgの2種類がある。気管支喘息や掻痒を伴う尋常性乾癬にも適応がある。成人最大投与量の記載は無いが1日1回投与20mgと考える。
ちょっと脱線して組織の基礎勉強になりましたが、アレルギーの話に戻ります。
先発はアレグラ
CD8陽性細胞はキラーT細胞の膜表面に存在する。
Th2細胞のThはThelper(ヘルパー)の略。T細胞のTはThymus(胸腺)の略。花粉やダニ、ホコリなどのアレルゲンに対してはTh2細胞が作動する。