ジェネリックという名称は上記の様に薬剤の一般名(generic name)から来ている。ゾロ品などと呼ばれた事もあったが、これは新薬の特許が切れるとゾロゾロ、安い薬が販売されるところから付けられていた。10年前までは40%以下の使用率(数量)であったが現在は既に60%以上になっているのではないか。以下の図は上と同じく厚労省資料より抜粋。
さすが、武田は1兆8千億もの売り上げがある。ジェネリック大手の日医工は1400億程度。最近はジェネリックも新薬メーカーが子会社のような形で製造しているのも多いのでは無いか(ジェネリックメーカー名を見てみると分かるが。大手の新薬メーカーが子会社の形で製造してくれた方が、我々も安心感はある。
以下はジェネリックメーカー、新薬メーカーの売り上げの図で同様に厚労省資料からの引用。
現在ジェネリック販売会社数は196社ある。以下、同様に厚労省資料より引用。
ジェネリックの薬価は以下のように概ね半額が基準となっている。販売数が多い薬は更に安く設定される。また、薬価は2年ごとの改正で少しずつ下がるが(色々な算定方法があるが詳細は厚労省文書を御覧頂きたい)、今後は1年に1回の改正になるかもしれない。
他頁にも記載したが、以前はジェネリックの使用に少し抵抗があったが、最近は殆ど抵抗無く使用している。以下は厚労省医政局・保険局が平成29年に公表している「後発医薬品について」から抜粋した。